とろみ味噌汁(IDDSIレベル2)
2Level 2 濃い
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| カロリー | たんぱく質 | ナトリウム |
|---|---|---|
| 30kcal | 2g | 480mg |
とろみ味噌汁(IDDSIレベル2)
IDDSIレベル2(中程度のとろみ)| 15分 | 簡単
味噌汁は日本の食卓に欠かせない汁物ですが、水様性の液体は嚥下障害の方にとって誤嚥のリスクが高い食品の一つです。このレシピではとろみ剤(市販の嚥下調整用増粘剤)を使用してIDDSIレベル2(中程度のとろみ)に調整し、安全においしく召し上がれる味噌汁に仕上げています。具材は一切入れず均質な液体を実現しています。嚥下調整食学会分類コード1-2(中間のとろみ)に相当します。
材料(2人分)
出汁:
- 水 400 ml
- 昆布 5 g
- 鰹節 5 g
味噌汁:
- 白味噌(または合わせ味噌) 大さじ1と1/2(約24 g)
- とろみ剤(市販の嚥下調整用増粘剤) 適量(製品の指定量に従う)
季節の風味付け(任意):
- 春:木の芽1枚(飾り・提供前に取り除く)
- 秋冬:柚子皮少量(飾り・提供前に取り除く)
作り方
出汁を引く:
- 昆布を水に30分浸水させる——急ぐ場合は常温水に15分でも可
- 中火にかけ、沸騰直前(80℃程度)で昆布を取り出す——沸騰させると苦みが出るため注意
- 鰹節を加えて火を止め、2分間静置してから丁寧に漉す——出汁は300 mlを目標量とする
- 出汁を計量し、不足分は水で補って300 mlに合わせる
味噌汁を作る:
- 出汁を中火で温め、沸騰直前で火を弱める
- 味噌を小さな器に取り、出汁を少量加えてよく溶く——味噌を直接鍋に入れると溶け残りが生じる
- 溶いた味噌を出汁に加え、弱火で1分温める——沸騰させると味噌の香りが飛ぶため厳禁
- 火を止め、65〜70℃まで冷ます——とろみ剤は温度が高すぎると効果が変わるため製品の指定温度を確認すること
とろみをつける:
- とろみ剤を製品の指定量(レベル2目安)加え、よく混ぜる——製品により分量が異なるため必ずパッケージを確認する
- 2〜3分静置してとろみが安定するのを待つ——混ぜながらすぐ提供すると均一なとろみにならない
- スプーンですくって傾けたとき、ゆっくりと流れ落ちる状態を確認してから提供する
IDDSIテスト
レベル2(中程度のとろみ)確認: スプーンで持ち上げてゆっくりと傾けると流れ落ちるが、水のように素早くは流れない。フォークの歯の間からゆっくりと流れ落ちる。スプーンの裏に薄い層が残る。カップから飲む際は少し努力が必要だが、ストローでも吸える状態。
とろみ剤の使い方
市販の嚥下調整用増粘剤(例:ネオハイトロミールIII、つるりんこ、トロミアップなど)はメーカーにより規定量が異なります:
- 使用量の目安:製品パッケージの「中とろみ」「レベル2」相当の表記を参照
- 温度の確認:製品により適正温度(冷・温)が指定されていることがある
- 混合方法:粉末タイプは素早くかき混ぜてから静置する——ダマを防ぐため、液体を回しながら粉末を振り入れる
- 安定時間:必ず2〜3分待ってから提供する——安定前のとろみは提供後に変化することがある
栄養メモ
1人分あたり約30kcal、タンパク質2g、ナトリウム480mg(塩分1.2g相当)。味噌は大豆発酵食品として必須アミノ酸・ビタミンB群・乳酸菌を含みます。食欲が落ちている高齢者に対しても、味噌の発酵香は食欲を刺激する効果があります。塩分摂取制限のある方は減塩味噌を使用し、使用量を調整してください。
季節のバリエーション
全てとろみ剤でレベル2に調整可能:
- 春:木の芽の香りを出汁に移した版(木の芽は提供前に取り除く)
- 夏:冷製とろみ味噌汁——出汁を冷やしてからとろみをつけ、冷蔵で提供
- 秋:かぼちゃを完全に裏ごしした汁を出汁に少量加える——甘みと色が増す
- 冬:白みそを多めにして甘みを出す——寒い季節に体を温める効果
保存方法
とろみをつけた状態での保存は推奨しません。出汁と味噌を合わせた状態(とろみなし)を冷蔵で1日保存し、提供の直前にとろみ剤を加えてください。とろみは時間経過で変化する場合があるため、提供30分以内に調整することが理想です。
⚠️ このレシピは参考情報です。食感は調理技術・食材により異なります。言語聴覚士によるIDDSIレベルの確認を受けてください。